四則演算はもちろん、フラグとしての活用や未来/過去の日付の算出も可能です。
例えば、
・粗利や消費税など、特定の項目を入力した際に決まりきった数式で出せる内容
・実際に特定項目に対しての特定文言の表示(A,B,Cの項目が埋まっていたらOKとする)といったフラグでのご活用
・日付項目で特定の入力の項目から30日後を表示する
など幅広く対応が可能です。
実際に使いたいイメージがある場合、ぜひチャットもしくはメール(product_support@geniee.co.jp)にてお問い合わせください。
また、以下に計算式でよく使用する関数を記載させていただきますのでご参考ください。
※計算式のサンプルを元に適宜ご利用環境のフィールド名称に合わせて変更してご利用ください
・「item_00X」の部分は参照したい項目の「フィールド名称」を指定します。
・「""」ダブルクォーテーションで囲まれた文字列は、表示したい文字列を指定します。
1.指定データを取得する計算式
使用例 | 使用例の意味 | 留意点/補足等 |
_get_parent_val_names_unescaped (business_discussion_id, "business_discussions", "business_discussion_name") |
商談(親オブジェクト)の商談名を表示する | 各オブジェクトを指定することが可能です。
|
_get_user_field_val (item_001, "display_name") |
item_001でユーザ選択を しているユーザ名の表示 |
|
_get_select_text |
選択項目item_001の選択肢をテキスト表示する |
※選択項目のルックアップ項目である場合、 |
_get_role_key(role_id) | ロール名称を表示する |
2.if式
使用例 | 使用例の意味 | 留意点/補足等 |
_if(accuracy_div==1,amount×1, _if(accuracy_div==2,amount×0.8, _if(accuracy_div==3,amount×0.5, amount×0))) |
「商談」の確度(フィールド名称:accuracy_div)によって商談金額(フィールド名称:amount)を以下のように自動計算する Aヨミの場合:商談金額の100% |
[表示形式:数値]を選択し、[少数点以下の表示桁数:0]とします。
|
_if(accuracy_div==1||accuracy_div==2, |
確度が1,2のいずれかの場合は |
|
_if(item_001==1, item_002+31536000, _if(item_001==2, item_002+63072000)) |
item_001で1が選択されていれば、item_002(日付)+1年、 item_001で2が選択されていれば、item_002(日付)+2年 |
1年ごとに31536000づつ増えていきます。 |
_if(_is_empty(item_001) && _is_empty(item_002) && _is_empty(item_003),”A”,”B”) |
item001~003すべて空白ならA、 そうでなければBを表示する |
|
_if(sales_staff=="00001","A", _if(sales_staff=="00002","B")) |
ユーザーIDが00001であればA、 00002であればBを表示する |
sales_staffで指定しているIDはユーザー一覧で検証モード(chromeならF12押下)で検索から名前を検索して確認することが可能です。 |
_if(item_001>0"エラー","正常") | もしitem_001が0以上であればエラー、0以外であれば正常とする | |
_ifs((item_001==1,"1月",item_001==2,"2月",,item_001==3,"3月",1,"不明")) |
もし |
・他の関数と異なり、括弧を二重にする必要があります。 |
_if(birthday==null,"",(now-birthday)÷86400÷365) |
birthdayの日付を下に、年齢を自動的に算出する |
・月日/時間に関する項目は最小単位の秒数を基に計算されます。86400とは1日を秒数換算した数字です。 ・[表示形式:数値]を選択し、[少数点以下の表示桁数:0]にしてください。 ※今回のようなbirthdayの項目は、日付型の項目にしてください |
3.日時関連の計算式
使用例 | 使用例の意味 | 留意点/補足等 |
(item_001-item_002)/60/60/24 |
item_001とitem_002の |
日付の変換のため「60/60/24」で差分を割る必要があります |
_time_delta_business_days(3,item_001) |
item_001から |
item_001の部分を変更することで、〇〇から〇営業日とすることが可能です。 |
_is_leap(item_001) |
日付項目item_001がうるう年か判定する。 |
|
(_str_to_unixtime |
ルックアップした日付項目(item_001)に、 |
1か月仮に30日としています。31日する場合は、3600*24*31とします。 |
4.その他の計算式
使用例 | 使用例の意味 | 留意点/補足等 |
_checklength(item_001, 3) |
item_001の文字数が3以下の場合「true」、 そうでない場合「false」となる |
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_len(item_001) |
item_001の文字数を表示する |
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_substr(item_001, 3, 5) |
item_001から4文字目〜5文字目を切り出す |
全体で4文字であれば4文字目のみ、 全体で3文字以下であれば空文字列になります。 |
_includes_key(item_001,1) |
複数選択項目item_001で 1が選択されているか判定する |
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item_001x_decimal(1.1) |
item_001に1.1を掛ける |
任意の項目と実数(小数点を含む数字)を四則演算する場合は実数部分を_decimal(実数)で記載します。 |