GENIEE SFA/CRM(以下SFA)とGoogleマップを連携することで、マップの中に、SFAに登録のある情報をピン立てします。訪問先からでもGoogleマップ上でシームレスに会社を確認することができます。
顧客ランクや営業担当ごとにGoogleマップ上のピンカラーを色分けすることも可能です。
※Googleマップ連携機能はプロプラン以上でご利用可能です
※導入には初期費用がかかります
GENIEE SFA/CRMとGoogleマップを連携する
ここでは、SFAの[会社]情報からマップ連携をする際の初期設定方法についてご案内します。
※オブジェクトは[会社]だけでなく、3つまでGoogleマップ連携の対象として設定することが可能です(カスタムオブジェクトも可)
1.「会社」にマップ連携用項目を2つ作成する
住所全文の項目を作成する
・項目型:計算
・計算式:city+address
2.ピンカラーの項目を作成する
・項目型:計算orテキスト
・計算式:以下例文
_if(item_rank==1,"#FF1493",_if(item_rank==2,"#FFFF00",_if(item_rank==3,"#FF0000",_if(item_rank==4,"#0000FF","#000000"))))
※フィールド名称およびカラーコードはお好きなものに置き換えください
■テキスト型で項目作成する場合
テキスト型でピンカラー項目を作成する場合は、一括インポートまたは手入力でその都度表示したいカラーコードを入力します。
■計算型で項目作成する場合
計算型で特定の値が選択された場合に指定のカラーコードが表示されるように設定することが可能です。
※今回は例として、顧客ランク(item_rank)の項目で選択された値によってマップ表示するピンカラーを指定するという計算項目の設定方法を取り上げます
例:顧客ランク(item_rank)の選択項目
例:地図上のピンカラー(pin_color)を指定する計算項目
計算式
_if(item_rank==1,"FF1493",
_if(item_rank==2,"FFFF00",
_if(item_rank==3,"0000ff",
"#000000")))
“ item_rank ”は選択項目のフィールド名称「顧客ランク」
“ 1 ”は item_rank(顧客ランク)の選択項目の値を入れる
“ #FF1493 ”は item_rank(顧客ランク)で値1(S)を選択したときのカラーコードを入れる
※ピンカラーの指定がない場合はグレーがデフォルトカラーとなります
3.弊社にご連絡いただく
Googleマップ連携のご利用は、初期設定として弊社側での連携作業が必要になります。
連携をご希望の場合は、以下情報とともにチャットにてお問い合わせください。
弊社側での連携作業で必要な情報
・「会社」に作成した住所情報(全文)を保持する項目のfield_name
・「会社」に作成したピンの色を保持する項目(計算項目、テキスト項目のどちらか)のfield_name
※[会社]以外や、複数オブジェクトでの連携を希望の場合は、対象オブジェクトもあわせてご教示ください(現在iOS版は[予定]オブジェクトがマップ連携非対応となります)
※住所全文(連携用項目)に入力のあるもののみピン表示されます
料金体系について
ピン立ての対象となるデータの件数によって料金が決定されます。
- 初期設定時…5,000件まで10,000円
※超過分は1,000件ごとに1,500円追加費用が発生いたします
[具体例]
- 6,000件の場合:10,000(基本料金)+1,500(追加料金)⇒11,500円
- 8500件の場合:10,000(基本料金)+1,500×4(追加料金)⇒16,000円
- 運用時…月100件/1ユーザーまで無償(組織で共有可能)
※超過分については1,000件毎に1,500円
[具体例]- 契約ユーザー数10、対象データ全件数が1,500件の場合
・無償範囲:1,000件(100件×10ユーザー)
・追加料金:500件超過のため、1,500円の追加料金が発生 - 契約ユーザー数25、対象データ全件数が4,000件の場合
・無償範囲:2,500件(100件×25ユーザー)
・追加料金:1,500件超過のため、3,000円の追加料金が発生
- 契約ユーザー数10、対象データ全件数が1,500件の場合
SFAでマップを使う
■スマートフォンで使う(新iOS版)
- 基本の画面
アプリを開き、[マップ]をクリックすると、Googleマップ連携を設定したオブジェクトに登録されている住所にピンが表示されます。
- 画面の見方
①…マップピン
住所が連携されているレコードが、ピン立てで表示されます。
色はピンカラーを指定する項目の内容によって変わります。
※色が指定されていない場合は全てグレーで固定です
※ピンのアイコンは、オブジェクトにより異なります
※マップの連携対象にカスタムオブジェクトが2つ以上設定されている場合は、現在すべて同じマークで固定となっております
➁…マップ表示条件設定
ピンを表示させる情報を、オブジェクトごとにリスト単位や検索条件の設定で絞り込みができます。
③…キー項目の表示/非表示
タップすると、各オブジェクトのキー項目*の表示/非表示が選択できます。
④…現在地遷移
現在地に戻るボタンです。
*キー項目とは:詳細画面のタイトル等に使用されている項目のことです。[会社]であれば、「会社名(company_name)」を指します。 - マップからできること
ピンをクリックすると、マップ上から画面遷移少なくクライアントと連絡を取れたり、訪問履歴を登録することが可能となります。
①…コンタクト
電話/メール/SMSの送信が可能です。
※SFAに連絡先が登録されている必要がございます
※電話/メールについては、それぞれフィールド名称がデフォルト項目の「phone_no」/「email」である必要がございます
➁…活動履歴/タスクの作成・編集
マップの情報に紐づけて、タスクや活動履歴を登録または、過去の登録内容を表示することが可能です。
※カスタムオブジェクトで利用するには、オブジェクトの関連付け設定で[タスク]・[活動履歴]がそれぞれ紐づいている必要がございます
③…マップ情報の編集
マップの情報を編集/複製/削除することが可能です。
④…マップの新規作成
マップ上の任意の場所を長押しすると、マップから新しくレコードを作成し、ピンを立てることが可能です。
■Android版の画面イメージ
画面左上のロゴ>[マップ]より、iOSと同様マップ連携機能がご利用いただけます。
また、Android版では[予定]オブジェクトとの連携も対応しております。
マップと[予定]を連携することで、登録された予定の訪問時間をもとにルートを自動作成することができます。[予定]の住所に近づくと、自動チェックイン機能により訪問時間を記録することも可能です。
※チェックイン機能の利用には、このアプリによる位置情報へのアクセス権限を「常に許可」に設定する必要がございます
※iOS版は未リリース機能となります
■PCで使う
- SFAトップページ左上の[機能]>[MAP表示]>[登録会社]を開く(※1)
- SFAの会社情報に登録のある住所にピンが表示される
会社名のテキストリンクをクリックすると、SFAの会社情報に遷移します。
※マップ連携用の住所全文の項目に値があるものがピンとして表示されます
※仕様上、パソコン版は東京駅がマップの開始点となります
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※1:画面キャプチャは、従来版のバージョンに基づいています。最新のアップデートにより、画面のUIやメニューの導線が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。